飼い方

カメには、陸生のカメ・半水生のカメ・水生のカメと大まかに飼育の仕方が3種類あります。 ミドリガメはその中で、半水生のカメです。 そのため、十分な水場と休める陸場が必要です。

飼育容器

水槽ならなんでも可(日光浴のできる陸場を設けること)

よく動くため、十分に泳げるスペースが必要です。カメの大きさに合わせてあげてください。

水位(水の深さ) 陸場があると想定して甲羅の高さの2〜3倍     浮島(市販)がある場合は4〜5倍

縁日などではそのままビニールプールなどで泳がされていることが多いですが、日光浴のため、また小さいうちは溺れる危険がありるので陸場は必ず用意してあげましょう。

また、変温動物ですので自分で体温調整ができません。そのため、日光を遮ることのできる隠れ家も必要です。

飼育場所

日光で熱くなりすぎないところ。目に見えるところ。

ミドリガメは熱帯原産ですが、冬眠も可能です。しかし、小さなカメは体力不足で死んでしまうこともあるので、冬は室内に取り込み出来れば保温することが必要です。 

日光浴について

カメ達は虫類にとって、日光浴は不可欠です。 カメは日光浴でビタミンDを補って、甲羅や骨を作っています。

日光浴が足りないと甲羅がふにゃふにゃになってしまうので、中で飼っている場合も一日数十分は日が当る所に置きます。 夏場は日差しが強いため、日光浴中も飼育容器の半分に木の板を載せるなどして日陰を作ってやることが必要です。

     

エサ

ペットショップやホームセンターに売っている配合飼料を中心に与えるといいでしょう。栄養のバランスがとれています。 小魚やイトミミズなどの生き餌もカメは大好物ですが、嗜好性が強いため特に与えなくても構いません。 カルシウムを補うために干しエビ(淡水)を配合飼料と合わせて時々与えれば十分です。

配合飼料でないのなら、鶏のササミや内蔵をゆでたもの。野菜などもたべます。 ハムやソーセージ、練り製品は塩分や脂肪分が多いのでカメの体に毒です。

牛乳、チーズ、バターなどの乳製品、菓子類もあげてはいけません。 どのペットにも共通することですが、人間用に味付けしている食品は与えてはいけません。

鶏のササミやレバー、砂肝をゆでて(味付けをしないで)与えましょう。

カメのエサは1日1回が基本です。 子ガメのうちはたくさん栄養が必要ですので食べる分だけあげましょう。 一般的に配合飼料なら1回にカメの頭の大きさくらいの量を目安にして調 節してあげてください。エサの食べ方も個体差がありますので、よく観察してあげましょう。エサ が残っている場合は水が汚れる原因になりますのですぐ取り除いてあげましょう。

四肢を引っ 込めて甲羅からはみだしているようであれば太り気味です。少し控えましょう。

慣れてくればカメもエサをくれる人の顔を覚えてよってきたり、手からエサを食べるようになります。

水替えについて

忘れがちなのが飲み水です。 カメはエサを食べながら同時に水も飲んでいます。カメが飲む水は勿論、飼育容器の中の水です。 水が汚れていると、エサも水も飲まなくなり水中にいるにもかかわらず脱水症状を起こ して死んでしまうことがあります。

そのため、夏場なら毎日、週2〜3回は絶対に水をかえる必要があります。魚と違い、水をずいぶんと汚すカメにとって、ろ過装置は気休めにしかなりません。

水かえ時の水道水のカルキは気にする必要はありません。気になる方は、水道水を1日汲み置 きしたものや市販のカルキ抜きを使用してあげましょう。

注意すべきこと

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